【顕微鏡下精巣内精子回収術】

当院では「micro(MD)-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)」などの高度先端医療に取り組んでおります。精子をつくる機能は正常に働いているにも関わらず、精子を運ぶ管が詰まっていて精液中に混ざらない場合や、造精機能が低い場合も、micro(MD)-TESEによって精巣に精子が見つかりさえすれば、顕微授精が可能になります。TESEとは陰嚢を0.5~1.0cmほど切開し精巣内の精細管と呼ばれる小さな組織を採取する方法です。micro(MD)-TESEは手術用顕微鏡下に精細管を採取する方法で、精子の採取率が高く、負担も少ない手術です。当院ではmicro(MD)-TESEを日帰りで行っています。手術当日はゆっくり安静にしていただきますが、じっと寝ておく必要はありません。手術翌日は傷を見せにご来院いただきます。