大阪市の男性不妊治療専門クリニック。EDをはじめとした性機能障害や、乏精子症などの男性不妊症の治療を行なっています。
〒553-0003大阪市福島区福島5-6-16 ラグザ大阪(ホテル阪神)サウスオフィス 4F



無精子症の原因は大きく3つに分けられます。
両側の精巣が小さく、内分泌検査でFSHとテストステロンがともに低いと、低ゴナドトロ ピン性性腺機能低下症と考えられます(内分泌検査)。原因としては先天性のKallman症候 群や下垂体の腫瘍、下垂体手術の後遺症などがあります。
両側の精巣が小さく、FSHが上昇しており、テストステロンは正常か低いということであれば、原発性精巣機能障害で精子が作られていない状況が考えられます(内分泌検査)。大人になってから「おたふく風邪」にかかり、精巣が腫れると子供ができなくなるというのは精巣性無精子症です。
また、精巣性無精子症の患者さんには生まれつきに染色体に異常があることがあり、よくみられるのは普通の男性よりX染色体が多いクラインフェルター症候群です。
精巣で精子は作られているのですが、精子の通り道(精路)が詰まっていて精子が出てこれない閉塞性無精子症の原因としては先天性の精管欠損、そ径ヘルニア手術の後遺症やパイプカットなどがあります。




診察では、オーキドメーター(プラスチックでできた型抜き)を陰嚢の皮膚の上からあてて精巣サイズを測ります。
精液検査は、男性不妊症の診断・治療において最も基本となるものです。当院では、WHO精液検査ラボマニュアル第5版(2010年)に準拠して詳細な精液検査を行っています。■精液検査項目
採取した精液を,室温にて15~60分間静置したのち,十分に液化,均一化させて検査します。■精液検査の基準値
実は、日本人男性の精液所見の平均値(正常値)というのは分かっていません。それは、普通に妊娠した男性は精液検査を受けることがないからです。 以下の精液検査の基準値は最低限のレベル(これ以上はないと妊娠がむずかしい)を示したものです。■精液所見の表現
正常精液:総精子数が3,900万個以上と前進運動精子が32%以上、形態学的に正常精子が4%以上 乏精子症:総精子数が3,900万個未満 精子無力症:精子運動率が32%未満 奇形精子症:形態正常精子が4%未満 無精子症:射精液中に精子が無い■精液異常の頻度
男性不妊症外来を受診される患者さんの精液所見はだいたい次のようだとされています。とくに、精液中に精子がまったくいない「無精子症」の男性が10~15%もいらっしゃることに注目してください。 正常:55% 精子無力症:26% 乏精子症:8% 乏精液症:2% 奇形精子症:1% 無精子症:10~15%◆詳しい精液検査
≪イムノビーズテスト≫ 不妊症の男性では自分自身の精子に対し抗体(抗精子抗体)を作っていることがあります。抗精子抗体が陽性であると自然妊娠は難しく、さらに陽性率が非常に高い場合には顕微授精(ICSI)の適応となります。イムノビーズテストは、運動精子の表面に結合した抗体にイムノビーズがくっつくかをみる検査で、精子にビーズがくっついていれば抗精子陽性(IBT(+))、くっつかなければ抗精子陰性(IBT(-))です。





精索静脈瘤を手術すると自然妊娠のチャンスが2.8倍高くなるなど、男性不妊患者さんにおける精索静脈瘤手術の治療効果は明らかです。
当院では「micro(MD)-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)」などの高度先端医療に取り組んでおります。精子をつくる機能は正常に働いているにも関わらず、精子を運ぶ管が詰まっていて精液中に混ざらない場合や、造精機能が低い場合も、micro(MD)-TESEによって精巣に精子が見つかりさえすれば、顕微授精が可能になります。TESEとは陰嚢を0.5~1.0cmほど切開し精巣内の精細管と呼ばれる小さな組織を採取する方法です。micro(MD)-TESEは手術用顕微鏡下に精細管を採取する方法で、精子の採取率が高く、負担も少ない手術です。当院ではmicro(MD)-TESEを日帰りで行っています。手術当日はゆっくり安静にしていただきますが、じっと寝ておく必要はありません。手術翌日は傷を見せにご来院いただきます。